次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適當なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
自然現象を説明する主な仕方に、萬物を生き物になぞらえて説明するやり方と、すべてを機械になぞらえて説明するやり方の二種類がある。前者を有機體論、後者を機械論という。科學の発達を大ざっぱにいえば、昔は自然を、世界を生き物としてとらえる考え方が強かったが、近代、17世紀からとくに萬物を機械論的自然観が定著し、そのなかから近代科學を生み出してきて、今日にいたっている。動物や人間の身體も、機械のようにみなしてかなりうまく説明がつくのである。
しかし昔はそうではなかった。自然萬物を生きとし生けるものとみなした。生き物の方が無機物よりずっと親近感があったからである。生きて活発に動く物の方が、鈍で動かないものよりずっと印象的だったからである。
問い 「昔はそうではなかった」とあるが、どういうことか。
1. 昔は自然現象に関心を持たなかった
2. 世界を生き物として考えなかった
3. 人間を機械とみなすことはなかった
4. 無機物については説明できなかった
単語:
主(おも)【形動】主要,重要
萬物(ばんぶつ)【名】萬物
なぞらえる【他下一】比作,比擬
有機體(ゆうきたい)【名】(化學) 有機體,生物體
後者(こうしゃ)【名】后來者,后者
大ざっぱ(おおざっぱ)【形動】粗枝大葉,草率;粗略
定著(ていちゃく)【名、自他サ】定著,定居;(照相)定影,顯像
みなす【他五】看作,認為;(姑且)當作
無機物(むきぶつ)【名】(化學)無機物
親近感(しんきんかん)【名】親近感
鈍(どん)【名、形動】(頭腦)遲鈍,愚鈍
印象(いんしょう)【名、自他サ】印象
參考譯文
在說明自然現象的主要方法中,有把萬物比作生物來進行說明的方法,也有把一切比作機器來進行說明的方法。這兩種方法,前者被稱為有機體論,后者被稱為機械論。科學的發展,粗略地說,在過去把自然、世界看作生物的想法很強烈。但是,在近代,特別是從17世紀開始,視萬物為機械論的自然觀被確定下來,并從中產生了近代科學,一直發展到今天。動物或人的身體也一樣,如果把它們比作機器,一切就非常容易說通。
但是,以前并不是那樣的。以前把自然萬物都認為是生物。因為生物比無機物更有親切感,而且比起遲鈍的、不能動的物體,有生命的、活躍的動態物體更能給人以深刻的印象。
問題:“以前并不是那樣”是什么意思?
1. 以前對自然現象不關心
2. 沒有把世界認為是生物
3. 沒有把人類認為是機器
4. 不能對無機物進行說明
答案:3
解析:關鍵句為「しかし昔はそうではなかった。自然萬物を生きとし生けるものとみなした。」
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